石ほど使い方で見え方が変わる素材はない
どんな花壇を作るかは工夫次第。
いろいろ工夫された花壇を紹介します。
石を利用した花壇
レンガのような石を利用した花壇。
左側花壇の上から3段目の目地がくちゃくちゃですが、円形を実現するためでしょうか?
それでも変に見えないから不思議。
本論とは関係ないですが、植木鉢を土の上に置いておくと根が張って動かせなくなります。
知人宅もそうなってしまって困っているので、上のような例はおすすめできません。
こういうのを小端積みというのですが、たぶんとってもお金がかかります。
一番上の石(笠石という)だけ違う積み方をしてボリューム感を出しています。
これも小口積みですが、ツル植物が隙間から生えてきていてとてもおしゃれですね。
先程のものよりよりランダムに積んだ事例。
雑っぽいので簡単そうに見えますが、これはすごく難しいと思う。
DIYでできないことはないけど、どこにどんな石を積むかよ~く考えて積まないといけないからレベル高し。
これも小口積みですが、より分厚い石を積んでいる。石自体が重そうなので、DIYでは苦労しそう。
これは石の重みが感じられていい感じですね。
複数種類の大きさの石が使われてるけど、ホームセンターでこんなに多様な種類の石を販売してるとこってあるのかな?
う~ん、とてもキレイに積んであるんだけど、石自体に奥行が感じられない。
『いかにも大きな石を積みました』ってのが見て取れると質感アップなんですけど、薄っぺらさが気になる。
最近よく見かける花壇のタイプ。
敷石用の御影石を花壇に転用しているのですが、これも薄っぺらさが感じられてイマイチ。
これをやるんだったらもっと深く埋めるべき。外構のプロがこういう事をやるのには正直、閉口する。
右写真の花壇に縦に埋めこんである石がありますが、あれをランダムに埋め込んで花壇にしたほうがよっぽどいいような気がします。
どっちともやっぱ石を埋めこんである感に欠けるな~。
半分以上石が埋まっていることを見せないとみっともない。てか、ケチ臭く見える。
右の花壇は花がキレイ。花がキレイならある程度ごまかせる。
これは、棒状の御影石を埋め込んだ事例。
さんざん薄っぺらさについて指摘してきたけど、これは石の高さをランダムにすることで薄っぺらさを回避している。
あえて丁寧に垂直にしてないところもイイ。
こういうふうに、一見雑に見えて雑じゃないところが素晴らしい。
これは番外編。
貼石の花壇。こういうのはDIYでは厳しい。