フェンスも自作なら設計もDIYで
以下に美しいカーブを描いたフェンスにするかでエクステリアも大きく異なってきます。
フリーソフトのCADとかで設計しちゃえばそれまでなんですが、フェンスを自作するためだけにCADを覚えるのも面倒です。
ここはEXCELとか表計算ソフトを使って設計する方法を伝授します。これなら素人でもできる!フェンスの設計~EXCELを使ったフェンスの設計
うちには(今どき)エクセルがないので、同様の表計算ソフト、Kingsoft Spreadsheetsっ
てやつを使って説明しますね。
本題とは外れますが、キングソフ
トのオフィスはすっごくいいですよ~
値段安い割にはマイクロソフトOFFICEと機能はほとんど同じだし。
では、説明を…。
図面を1/10と見立てて表計算ソフトのセルを詰めていく
起動時の画面。このシートをCADでいう10分の1と見立てることにします。
行の設定
1列目の行はとりあえず5cmほど空間を開けておきます。
その理由は後ほど。
そして、2列目をフェンスの一番長い木の長さの1/10の高さに設定します。
列の設定
少々面倒ですが、列の幅を縮めていきます。
1×4をフェンスの縦板に使うことを想定して、偶数セル(1,3,5,7,9…)の幅を0.9cmとします。
奇数幅はフェンスの隙間になります。
支柱間隔やデザインと相談しながら決めて、適宜幅を定めます。
セルの幅を飛び石的に一気に変更したいときは、Ctrlキーで選択していくと便利ですよ。
図形の描画
最上行に楕円を描きます。
楕円の大きさは幅を、フェンス1枚分(1ウェーブ分)に定めます。
正確な寸法が必要なら、オブジェクトのプロパティ(たぶん楕円をダブルクリックしたら表示されます)で、設定します。
スケールが1:10なので、1ウェーブを2メートルとしたいなら、楕円の長直径を20cmに定めます。
短直径はウェーブの深さに設定します。
1行目を大きめにとったのは楕円が収まるようにするためでした。
グリッドを描画
楕円がかかっているセルにグリッドを描画します。
セルに色をつけると分かりやすいかもしれません。
プリントアウト
プリントアウトして、一番下の線から楕円までの距離を定規で測って10倍するのです。
CADでも何でもありません。
古典的な方法です。
でも、これだけできれいな曲線を描いたフェンスが作れるんだから、いいと思いませんか?
プリントアウト時に、『用紙にあわせて拡大縮小』はしないように!
CADを使える人は…
CAD使いますよね。当然だと思います。
フェンスの頭頂部
ディテールのデザインを決める上での重要な要素のひとつが、頭頂部のデザイン。
いろんなデザインが考えられるのですが、DIYの容易性を考えるとあまり多くのパターンはありません。
それなりの道具を持っていてDIYに時間を裂くことが出来れば話は別ですが…
上のようなデザインがあると仮定します。
右2つはジグソーなどを使わないと難しいです。
50本をジグソー出来るのはかなり骨が折れる仕事です。
骨が折れるだけあって、ものすごくカッコよく見えると思います。
左2つですが、45度以下の角度で切るのは非常に危険です。
やってみればわかります。
多少見栄えは劣りますが、45度でカットしたほうが楽だし手っ取り早いと思います。